クランピングスクリュー
クランピングスクリューとは
クランピングスクリューとは、ねじの推力でワークを固定するクランプ部品です。
クランピングスクリューの先端は、ワークの傾斜に合わせて角度が変わるタイプ(スイベル機構タイプ)や、鋳肌など粗い面を点で確実に押さえられるタイプなどがあります。
クランピングスクリューは、クランプ時に位置がずれないように、ワークを位置決め部品に押し付ける目的や、ビビリ止めなど、補助的に押さえる用途で使用されます。
クランピングスクリューは、クランピングボルトとも呼ばれます。
こんなことで悩んでいませんか?
- 傾きのあるワークはクランプが安定しない
- クランプする際、クランプ面の回転につられてワークがずれる
- 柔らかい材質のワークをクランプする時、キズが心配だ
そんな時は、クランピングスクリューで解決!
傾きのあるワークはクランプが安定しない
鋳物など金型で作られる素材には、側面に「抜き勾配」と呼ばれる傾きが生じます。このような傾斜のあるワークを固定する際に、ワーク面とクランプ面に隙間が生じてクランプが安定しないことがあります。
イマオのクランピングスクリューは、クランプ面がフレキシブルに動くスイベル機構をご用意しています。傾斜のあるワークでも確実に安定したクランプができます。
クランプする際、クランプ面の回転につられてワークがずれる
多くの切削加工用治具は、ワークを位置決めブロック等に押し当てることで加工精度を安定させます。ねじ部品でワークを押し当てる場合、軽量のワークなどはネジの回転トルクが伝わって位置がずれることがあります。
スイベル機構タイプは、回転するボルト部と先端のクランプ面が分離されているため共回りせずにクランプします。ワークに対して推力だけを与えて押さえるため、ボルトの回転トルクでワークがずれることを防ぎます。
柔らかい材質のワークをクランプする時、キズが心配だ
アルミや樹脂などの柔らかい材質のワークをクランプする際に、変形したりキズがつくことがあります。
イマオのクランピングスクリューは、ワークに当たる先端部の材質が樹脂のタイプをご用意しています。アルミワークや樹脂ワークをクランプする場合でもキズを防止できるため、安心してクランプできます。
さらにこんな特長の製品もあります
耐摩耗性・耐熱性の高いボールスクリュー(セラミックボール)タイプ
ワークに当たる先端ボール部の材質が、耐摩耗性・耐熱性が高いセラミックのタイプをご用意しています。耐熱温度が200℃のため高温の過酷な状況でも使用できます。また耐摩耗性が高いためワークの着脱頻度が高い箇所に適しています。
使用例
柔らかく剛性の低いアルミワークのビビリ止めとして
製品
傾斜面にならってクランプ面が動くスイベル機構タイプ
ワークを点で押さえるポイントクランプタイプ
関連製品
ローレットヘッドスクリュー、スイベルスクリュー用パッド
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