オイルキャップ
オイルキャップとは
オイルキャップとは、オイルタンクの栓(キャップ)として使用される部品です。
オイルタンクは、温度変化やオイル量の増減などでタンク内の気圧が変動することがあります。オイルキャップには、通気構造でタンク内圧を外気と同じに保つブリーザキャップや、タンク内圧が設定圧力に達すると弁が作動し、吸気や排気の機能があるバルブキャップ、プレッシャーキャップがあります。
オイルキャップは、タンク内の気圧が変動しやすいブースターや減速機、変速機、ポンプをはじめ、さまざまな産業機械に使用されます。
こんなことで悩んでいませんか?
- タンク内の気圧が不安定になる場合の対策が必要
- 圧縮空気の排出の対策が必要
- タンク内の液体が排出しにくい
そんな時は、オイルキャップで解決!
タンク内の気圧が不安定になる場合の対策が必要
空気は自由に出入り可能
急激な温度変化やオイル量の増減により、タンク内の気圧の上昇や下降でタンクに負担がかかることがあります。ブリーザキャップは通気構造のため、キャップを取り付けた状態でも、空気は自由に出入りできます。 タンクで一時的に大きな気圧差が発生してもすぐに外気と平衡を取り戻すので安全です。
内部構造は、特殊な傾斜翼で跳ね油をガードし、オイル漏れを防止します。またオイルフィルターを内蔵しており、オイルヒュームによる環境汚染を防ぎます。
オイル量の増減が激しい増圧ブースターや減圧器に最適です。
圧縮空気の排出の対策が必要
一定の気圧に達すると弁が開き空気を排出
タンク内でオイルの上昇や揮発によりタンク内の気圧が上昇し、空気の排出が必要となる場合があります。
バルブキャップ(排気タイプ)は、タンク内が一定の気圧に達すると自動的に弁が開き高圧の空気をタンク外へ排出します。
圧縮空気の排出が必要になる減速機や変速機に最適です。
タンク内の液体が排出しにくい
真空状態になると弁が開き空気を取り込む
液体を排出する際に、タンク内が真空状態となり、液体の排出がスムーズに行えないことがあります。
バルブキャップ(吸気タイプ)は、液体の放出によって作られた真空の影響により弁が開き、タンク内に空気を取り込み、真空状態を回避します。
液体の排出時には大量の空気を取り込めるため、液体の排出がスムーズに行えます。
さらにこんな特長もあります
危険場所でも安心なATEX適合タイプ
EU(ヨーロッパ)において、爆発の可能性があるエリアの機器には、ATEX 指令に準拠した製品を使用し、点火元となるスパークを発生させない部品を設置する必要があります。
イマオのオイルキャップは、化学プラント、塗装工場、ガソリンスタンドなどでもご使用いただけるATEX適合タイプをご用意しています。
屋外使用に適したスチールカバータイプ
屋外での使用の場合、樹脂製では劣化や衝撃に不安な場合があります。イマオのオイルキャップは、屋外での使用に適した、堅牢なスチールカバータイプをご用意しています。
製品動画
製品
常時通気機構タイプ
手動で通気・密閉を切り替えるタイプ
設定圧力になると吸気と排気をするタイプ
タンク内の気圧が下がると吸気するタイプ
タンク内の気圧が上がると排気するタイプ
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