エルゴノミック ワークベンチ

生産性の向上と健康的な職場を目指す管理者向け

機械部品メーカーが取り組む部品組立現場の生産改善

組立時間が20%削減、作業改善が新たな改善につながる

生産工場における製品、ユニット部品など、作業台で行う検査や組付け、梱包の手作業。

自動化や機械化できない、組立調整などの卓上作業は、効率的な生産が求められます。

一方で、作業環境は人手不足や、体格・体力的な差によって生じる身体的負担も考慮する必要があります。

これら課題に弊社美濃工場ではエルゴノミックワークベンチを利用した組立作業現場の改善に取り組んでいます。

多品種少量作業の改善に着手する際、真っ先に確認するポイントとその対策方法を紹介します。

こんなことで悩んでいませんか?

  • 自動化できない手作業組付けの生産を改善したい
  • 各種作業により腰痛や、肩、首がこり、健康を害してしまう
  • 手作業の改善を検討しているが、何から手を付ければいいか分からない
  • バリアフリー化を検討している

気付いていますか? 確認ポイント

作業範囲は最短距離に

卓上作業で以外と見落としがちなのが手を伸ばす動作です。作業範囲は出来るだけ短いほうが作業性が良く、ものを取り出す動作において腕や肩、首などの疲労軽減につながります。

アームを使用することで作業者の手が届く範囲に必要なものを最適に配置できます。そのためタブレット操作や部品に手を伸ばす動作は効率良く行うことができ、身体の振り向く作業など負担の大きい作業は排除することができます。

人と作業に適した姿勢が必ずあります

各種作業を行う際、作業者の身体的な差を無くすことで、作業品質が安定し、怪我の予防も行えます。工業デザインの作業台、チェアなどを正しく使用することで最適な姿勢を作ります。

立ち作業、座り作業ともに、体が前傾しない作業高さが重要です。また座り作業において椅子の背もたれは、背骨、腰をサポートし、腕や肘の動作を妨げない形状なので、作業性が向上し、負担の軽減に繋がります。

部品ピッキング、整理収納は作業の基本

部品や工具の掴みやすさや、整理収納を容易にすることで、卓上環境から5Sに取り組みます。各種コンテナ、工具ホルダーを使って整理することで、部品や工具の配置場所や作業手順が明確となり作業効率や集中力の向上につながります。

卓上空間を立体的に利用することで、作業スペースにはものが散乱せず、掃除や後片付けなどの時間が削減されます。

オンラインデモンストレーション に申し込む

Web会議システムを利用し、デモ機で実際の動きをご紹介。また、弊社製造現場をオンラインでご覧いただくこともできます。技術者や現場管理者が担当します。

※お申し込み後、担当者より日時調整のご連絡をさせていただきます。

エルゴノミックワークベンチとは

高剛性

工業向けに設計されたアルミフレームを使った電動昇降作業台によるセル生産システムです。製造現場における重量のある製品、組立部品、作業機器、治具、作業者が台に寄りかかる荷重も含め、卓上で安心して配置し作業が行えます。

拡張性

アルミフレームの溝を利用して、豊富なオプションパーツで作業環境を整えることができます。製造現場では多くの作業を行うため、作業台以外の周辺機器が生産性向上に重要な役割を果たします。

安全性

製造現場では、安心、安全な作業環境が必要です。ワークベンチ及びオプションパーツには以下の対策が施され、生産品と設備機器の安全に配慮しています。

ESD対策(ESD:Electro-Static Discharge:静電気放電)

電子部品の組立作業など静電気による損傷を防止します。このマークが表示された製品をご利用ください。

受賞歴・認定取得

人間工学グッドプラクティス賞 最優秀賞

一般社団法人 日本人間工学会が運営されている人間工学グッドプラクティス賞の2020年度最優秀賞に、弊社美濃工場の「エルゴノミック ワークベンチを利用した組立作業現場の改善」が選ばれました。

「エルゴノミック ワークベンチ」を活用して、人間工学の視点から作業者の作業姿勢を改善し、無駄な動作を排除して、作業時間短縮、ミスの軽減、そして疲労とストレスも軽減する改善取り組みが、グッドプラクティスの事例に最も相応しいとして評価されました。

AGR品質認定マーク取得

ドイツ医療協会より、健康上の症状の発生を未然に防ぐことに役立つことが公式にみとめられた製品です。

AGR(ドイツ脊椎健康推進協会)は1995年に背痛の予防及び、知識の普及に関する研究の促進を目的として発足しました。厳しい試験基準を設けており、試験委員会は優れた医学界の各専門家により構成されています。

エルゴノミック ワークベンチを使用する効果

製造現場で使用するための剛性や、生産に対する安全性を考慮しています。

作業の改善には卓上環境を整えるオプションパーツが必要不可欠です。上下昇降作業台のみでは効果を発揮しません。

作業者の身体的負担の軽減は、疲労と疾病予防につながり、安定品質と安定生産の継続につながることが検証されています。

使用例

最短距離で作業する

改善前
改善後

アームを使用することで円弧上に必要なものを配置でき、両手の動作距離が短く、均等になり作業を楽にします。

作業内容にあわせた最適な配置

改善前
改善後

作業スペースが整頓されることで、ものを探す時間の削減、手順の明確化など効率化に繋がります。

身体的な差を無くす

改善前
改善後

電動による上下昇降機構で簡単に作業台高さを調整でき、正しい姿勢をつくります。

体に負担の無い姿勢

改善前
改善後

肩、背骨、腰、膝への負担が少ない姿勢を作るためには、椅子選びも重要です。

腰痛や肩こりなどを軽減します。

改善が改善を呼ぶ

1台あたりの組立時間削減

20%

組立作業、段取り・周辺環境改善含む

作業の身体的疲労軽減率

30%

当社調べ(結果には個人差があります)

製品に関するお問い合わせ

エルゴノミック ワークベンチに関するご質問やご相談を受け付け中。お客様に最適な構成、購入方法や価格など、 お気軽にお問い合わせください。

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