工具干渉を回避できる内径クランプ
内径クランプとは
内径クランプとは、切削加工用治具の中でも、ワークの穴を利用して固定するクランプ部品です。
クランプ操作することにより、口金部が広がってワークの内径をクランプします。またワークの内側だけをクランプすることで加工ツールとの干渉が回避できるため、加工箇所の多いワークの治具や、多数個取り治具に適しています。
内径クランプは、粗加工、仕上げ加工など工程に合わせて選ぶことができ、アルミ加工や鉄加工など幅広い分野で使用されます。
こんなことで悩んでいませんか?
- ツールと治具の干渉が心配だ
- 多数個取りしたいが、クランプ部品が場所を取ってしまい、ワークを多く配置できない
- 薄肉ワークはクランプしにくい
そんな時は、内径クランプで解決!
ツールと治具の干渉が心配だ
ワークの上面や側面を加工する場合、上押しや横押しのクランプでは加工ツールが治具と干渉してしまうことがあります。また干渉を回避するために、加工工程が増えてしまうことがあります。
イマオの内径クランプはワークの内径を強力にクランプするため、ワークの上面や側面にクランプ部品を配置することなく、ワークをクランプできます。治具干渉を気にせずに同一工程で加工が可能になり、加工工程削減にもつながります。
多数個取りしたいが、クランプ部品が場所を取ってしまい、ワークを多く配置できない
加工スペースにより多くのワークを配置し、できるだけ多くのワークを一度に加工することで生産性を向上させることができます。しかし、クランプ部品が場所を取ってしまい、思ったほど多くのワークを配置できないことがあります。
イマオの内径クランプは、ワークの内側をクランプするコンパクト構造のため、限られた加工スペースに、より多くのワークを配置できます。
薄肉ワークはクランプしにくい
円筒ワークをクランプする場合、3つ爪チャック等を使用することがありますが、クランプ力が偏ってクランプ歪みが発生することがあります。
特に薄肉ワークはクランプ歪みが発生しやすくなります。
イマオの内径クランプは、分割された口金がワークにかかる応力を分散させてワークの内径を均等にクランプするため、薄肉ワークのクランプ歪みを軽減します。
さらにこんな特長の製品もあります
口金交換でワークを内側からも外側からもクランプできるフォームクランプ
フォームクランプとは、口金を交換することで、ワークを外側からも内側からも固定できる機能をもったクランプ部品です。口金をセルフカットすることで複雑形状のワークに対応できます。多数個取りや飛び込み品加工にも適しており、旋盤加工も可能です。
位置決めと固定を同時に行える拡張ピン
拡張ピンは、ワークに挿入してから、上部ネジを締め付けると、ピンに施されたスリ割り部が開いて、ワークを内側からクランプします。
繰り返し位置決め精度は±0.01と高精度に位置決めします。
プレートに拡張ピンを取り付けます。
拡張ピン上部のネジを締め付けてワークを内側からクランプします。
採用事例
合金鋼の上面加工
アルミ材の上面・側面加工
製品動画
内径クランプ CP130
IDクランプ MBID
コンパクト内径クランプ CP131
製品
ストロークが大きく鋳抜き穴・ラフ穴に適した内径クランプ
希望の内径に合わせてセルフカットできる精度穴に適した内径クランプ
関連部品
※一部製品対象
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