アイボルトによる傷を未然に防ぐ

2016年7月5日

BEFORE -改善前-

アイボルトを取付ける時、製品にしっかりと取付けると、取付けた面に傷を付けてしまうため、本来の使用方法による安全な使用ができませんでした。また、取外す時もネジ穴からアイボルトが外れた際に、不注意で製品上にアイボルトが転倒し、製品面に傷がついてしまうことがありました。

<問題>

  • 着脱の際に、加工面や研磨面に傷を付けてしまう。 (傷を付けないために、加工ワークとアイボルトの間に少しの隙間を設けていました。)
  • 傷が付くと、再加工が必要になる。

アイボルトを着脱する時は、気を遣う必要がありました。

AFTER -改善後-

アイボルトを安全で作業し易いカタチに改良しました。

<効果>

  • アイボルトを製品にしっかりと固定しても、ネジ穴の面取り部のみの接地にて製品には傷がつかず、安全な吊上げ作業ができる様になりました。
  • 取外す時はボルトがネジ山から外れても、先端のストレート部分が穴に残るため、倒れない。

傷を付ける心配がなくなり、作業が非常にしやすくなりました。 使用上、ワークとアイボルトの接地面が小さいので強度が心配でしたが、当社での用途、ワーク形状、重量に限っては問題無く使用できています。

メンバーからの一言

傷の心配がない素材の段階でも、取り外す時に注意をしていないと、落ちてパレットの下に入り込んでしまう等の手間が時々ありました。改善ができて良かったです。

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アイボルトの落下による傷を防ぐ

工程検査や出荷検査でアイボルトを取り外す際に、勢いよく回してしまい、アイボルトが吊り穴から抜け落ちて製品に傷を付けてしまうことがありました。

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