作業手順を見直し、段取り時間短縮
BEFORE -改善前-
組立て作業を行う前に「工具・治具の準備」と「構成部品の集荷」をしています。
<問題>
- 必要な工具を知るために、組立手順書を一通り読まなければならない。
- 離れた場所にある工具を取りに行かなければならない。
- 構成部品の集荷に時間がかかる。
組立にかける時間を増やすために、段取り時間を減らすことができないかを考えました。
AFTER -改善後-
「工具手順書の作成」「棚レイアウトの変更」「集荷担当者の設置」を行いました。
<効果>
- 工具手順書に必要な工具情報が載っているので、すぐに工具の準備ができる。
- 工具の保管棚を作業エリアの中心に配置することで、工具を取りに行く時間を短縮できる。
- 集荷担当者が必要な構成部品をまとめて集荷するので、他の作業者は組立作業に時間を使える。
集荷担当者の集荷時間は約40分ほどに増えましたが、他の作業者の集荷時間がなくなったことで、平均すると一人あたり18分/日ほどの集荷時間削減につながりました。
同じ人数で、今までより多くの製品を組むことができるようになり満足しています。
メンバーからの一言
今までは、どの工具を使えば良いかがハッキリしていなかったので、間違った工具を持ってきてしまい、正しい工具を取りにまた治具棚に行く、といった無駄な時間がありました。
今後も無駄を削減し、より効率の良い作業を目指したいと思います。