検査用工具の運用方法を見直す
BEFORE -改善前-
スピンロックを組み立てる際、品質検査の為にピンゲージを挿入する工程があります。
<問題>
- 組立担当部署にピンゲージがないため、品質保証部に借りに行く必要がある。
- 借りる時と返却する時に、貸出台帳へその旨を記入する必要がある。
借りるために品質保証部に行ったものの、先約が入っているため借りられない場合は、思うように作業できないときもあります。
AFTER -改善後-
組立担当部署専用のピンゲージを購入しました。
<効果>
- 作業エリアから離れた品質保証部まで行く必要がなくなったので、すぐに作業ができるようになり、生産性が上がった。(年間60回以上の往復作業が削減できた。)
最終的な検査は品質保証部で行うため、品質に問題はありません。
品質保証部まで取りに行く時間や、貸出台帳へ書き込む手間がなくなったことで、とても作業がスムーズになりました。
メンバーからの一言
この改善のきっかけは、部内から挙がった「うち(組立担当部署)にもあれば楽になるんじゃない?」の何気ない一言がきっかけでした。
そこで、実際どこまで手間や時間、移動距離が削減できるのかを試算した結果、充分な効果が出そうでしたので購入しました。
当たり前を見直す大切さを実感できました。