治具の高さを簡単に出す方法

2017年1月12日

BEFORE -改善前-

5面加工機で段取り替えをする際に、ワークの平行をある程度出しておきたいので、それぞれの高さを合わせておく必要があります。

そのためにベースプレート上でピックを滑らせて高さを見ていました。

<問題>

  • 切粉やタップ保護部品などに引っかかり、針がズレてしまう。

何度もやり直しをするため、時間がかかっていました。

AFTER -改善後-

スタンドをマグネットスタンドにし、ピックからシャフトに変更をしました。

<効果>

  • マグネットスタンドを使うことで、テーブル面への固定ができるようになった。
  • シャフトで基準をとることで、簡単に高さを出せるようになった。

作業頻度:1日2回

改善効果:6分 → 3分(1回あたり)

改善前のスタンドの場合、ボルトがシャフトに当ってスタンドが浮き上がっても気付かないことがありました。 マグネットスタンドだとボルトがシャフトに当たった際にスタンドが浮き上がらないので、確実に平行を出せるようになりました。

メンバーからの一言

以前はピックを滑らせるのにベースプレートの上面を全体的に掃除する必要がありました。

この方法により局所的な清掃のみで良くなったので、追加の効果がありました。

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